ぬるま湯やっほー

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松本次郎 フリージアを読んだ感想

フリージア愛蔵版 1 (1) (ビームコミックス)

フリージア愛蔵版 1 (1) (ビームコミックス)

  • 作者:松本 次郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: Kindle版

全巻一気に読みました。感想としては最高です。 ネタバレもあるので読んでない人はご注意を。 敵討ち法ってな法律が出来てて、その執行代理人(だって復讐なんて自分でやるの怖いじゃん?)として「仕事」を電波系少年「叶ヒロシ」がこなして行くほのぼの(してない)日常マンガみたいな感じです。

ヒロシの魅力

戦闘能力の高さ

戦闘能力が異常に高いです。高い危機回避能力と擬態を使います。よくわからないんですが、目の前にいるヒロシはヒロシじゃないんですよ。能力的にはドラえもんの「石ころぼうし」に近いです。同じ周波数に入らないと相手を正しく視認できないです(基本入れない)。なので1対1なら最強です。

電波

電波系で基本何言ってるかわからないです。感情が全くないという訳ではなく、イライラしたりはするみたい。でもそんな主人公への感情移入がすごいんです僕。

感情がない故の苦しみ

いや感情がないので苦しんでいないんですが。恋人だったケイコが死ぬんですよ。というか死んでいたんですよ。タルパ的なのと思うんですが、ヒロシはよく自分にしか見えない人に話しかけます。ケイコが死んでいたのに、タルパとしてのケイコと過ごします。彼女の体が腐敗してその匂いに近隣住民が気付き発見されます。ただ、感情がないからヒロシは平気な顔してるんですよ。匂いも、死んでるってことにも。タルパになってからのケイコはなんだかより本当の恋人のような感じがしててね。深層心理でそう彼が望んでいたのかも。でも本当は死んでてさ。ああって、感情がないヒロシの代わりに僕(読者)が泣く感じです。

つまり自分探し

登場人物全員そんな感じ。安定した居場所や自分が何者なのかを求めて彷徨って、ヒロシに影響されて行く感じ。救われたような救われないようななんとも言えない後味で、「あれは結局ハッピーエンドなのか?」と思って改めて読み直したりしちゃう素晴らしい作品です。

フリージア愛蔵版 1 (1) (ビームコミックス)

フリージア愛蔵版 1 (1) (ビームコミックス)

  • 作者:松本 次郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: Kindle版